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しじみのサプリメントを飲むときの注意点

手軽に栄養が摂れるしじみのサプリメント

しじみの栄養価が高いからと言っても、毎日しじみを欠かさず食べるとなると、飽きてしまいます。そんな場合に重宝するのが、しじみのサプリメントです。
しじみが持っているオルニチンやビタミンB群などの栄養価を凝縮しているため、少量で手軽に栄養を摂ることができます。

摂りすぎると危険?

これから毎日しじみのサプリメントを飲むとして、さらにしじみ料理を食べることを考えると過剰摂取が心配になるかもしれません。ですが、オルニチンをはじめとするしじみに含まれる栄養素は、多少多めに摂ったとしても、消化や代謝によって使われなかった不要な成分は排出されるので、あまり気にする必要はありません。ただし、以下の成分の過剰摂取には気をつけましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6は、筋肉や血液などを構成するタンパク質やアミノ酸を合成する働きがあります。1日の推奨摂取量は、年齢や性別によって異なりますが、18歳以上の場合1.4mg、女性の場合1.2mgです。不足すると、貧血や皮膚炎などの原因になります。身体に影響を及ぼさないとされる安全な上限値は成人で100mgですが、大量に1年以上摂取し続けた場合、神経障害による痛みやしびれ、光線過敏症、皮膚疾患、腎臓結石などの副作用が現れる可能性もあります。
肉や魚、ジャガイモなど、多くの食品にビタミンB6は含まれますが、食事のみでは過剰摂取になることはほぼありません。サプリメントでは、ピリドキシンなどの名称で配合されていることもあるので、複数のサプリメントを同時に摂取する場合は、飲み合わせや摂取量に気をつけましょう。

葉酸

葉酸は、人の体内で細胞を生み出す核酸の合成や、ビタミンB12と結合して赤血球の細胞形成のために必要な成分です。胎児の健常な発育に欠かせないため、妊婦はしっかり摂ることが推奨されています。不足すると悪性貧血になる可能性があります。
厚生労働省による推奨摂取量は、1日に480μgとされています。多少の摂りすぎであれば尿として排出されますが、葉酸が特に必要な妊娠初期の状態でも、1日1,000μg以上を超える量を摂りすぎた場合、葉酸過敏症になる可能性があり、発熱や呼吸障害、じんましんやかゆみなどの症状がみられます。食品ではレバーなどに多く含まれるため、飲んでいるサプリメントや食事のメニューを合わせて、過剰摂取にならないように注意する必要があります。

オルニチン

しじみに特に多く含まれるオルニチンは、国内外において特に摂取上限などは定められていません。1日10g以上のオルニチンを摂取した場合、腹痛や胃痛、下痢などを起こしたという報告例や、オルニチン代謝酵素が少ない人が高濃度のオルニチンを摂取し続けることで網膜の萎縮を促進し、網膜変性といった症状を起こる可能性もあります。
また、尿素合成経路の代謝に先天的な異常がある場合も、体内のアンモニアを分解することができずにアンモニア血症とそれに伴う症状を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

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